脱会者の声3

スピリチュアリズムの霊的真理によって、

      地上の宗教への絶望から救われた私      (元・統一教会会員)

 

私は25歳の時、統一教会に入信しました。信仰を始めた頃は、熱心に活動してきましたが、2012年に教祖(文鮮明)が死去し、その頃から、教義に疑問を抱くような出来事が重なり50歳で脱会しました。統一教会では、教祖は再臨のメシアであり、彼には全人類を原罪から救い、地上に神を中心とした天国をつくるという使命がある、と説いています。(※統一教会の教義についての詳しい説明は省きます。)

統一教会では、人類を原罪から解放し、地上天国をつくるためには資金が必要であるとして、信者に献金を迫ります。特に日本は、韓国を植民地化した最も罪深い国であるため、すべての財産を捧げなければならない、と教えています。

 

統一教会では、多額の献金をする人ほど、“熱心な信者”とみなされるため、真面目で素直な信者ほど、自分の生活を犠牲にして、無理を重ねています。私も教えを信じて献金をしてきましたが、何十年経っても地上天国ができるどころか、世間の人に受け入れられることさえありませんでした。救いを得られるという特別な宗教儀式に何度参加しても、救いの実感は一切ありませんでした。

私は、教義には多くの矛盾があると感じていましたが、“統一教会だけが唯一絶対正しい”という教えに縛られていたため、従うしかありませんでした。このような生活を続けていくうちに疲れ果て、信仰を保つことが難しくなり、教会を離れました。

 

脱会後は穏やかに生活していましたが、間違った教義が魂にまで染み込んでいたため、ときどき思い出しては苦しむことがありました。そんな時、インターネットを通して「スピリチュアリズム普及会」のホームページに出会い、『シルバーバーチの霊訓』を知りました。引き寄せられるように読み進めていくと、統一教会の教義とは比較にならない深い真理が書かれていて、言葉のひとつひとつが、渇いた魂に沁み込んできました。

 

2022年、安倍元首相銃撃事件が起こりました。日本中を震撼させたこの事件が、統一教会への恨みを募らせた2世の犯行であったことに大きな衝撃を受けました。一人の青年をここまで追いつめてしまったのかと、いたたまれない気持ちでいっぱいでした。

事件後、さまざまな報道がなされ、私はとても混乱しました。藁にもすがる思いでスピリチュアリズム普及会に電話したところ、神奈川で開いている「シルバーバーチ読書会」への参加を勧められました。読書会に参加してみると、一人で『シルバーバーチの霊訓』を読んでいるのとは違い、霊的真理を深く学ぶことができました。読書会に通ううちに、まるで暗闇の世界にひとすじの光を見いだすかのように、心の底から、「救われた!」という実感が湧いてきたのです。この喜びは何にも替え難く、私はこれからの人生を「霊的真理」のもとで生きていこうと決意しました。

 

これまで特定の宗教を信じてきた方が、教義に対して疑問や迷いが湧くようになり、苦しみを感じていらっしゃるなら、スピリチュアリズム普及会のホームページをご覧になってください。真実の救いに至る道を、きっと見いだすことができるはずです。

                            和田 幸子 (60代)